2014年にリリースされた日本語ラップのアルバムの中で、
名盤だと思うアルバムをご紹介しています。

- 2014年
- AKLO / THE ARRIVAL
- Charisma.com / DIStopping
- EGO / ISLAND
- HAIIRO DE ROSSI / KING OF CONSCIOUS
- Hypnotyz / JUSTICE
- INNTANA / INNTANATIONUL HAAMONIEE
- ISH-ONE / D.R.O.P
- JAZEE MINOR / BLACK CRANBERRY
- KOHH / MONOCHROM
- KOWICHI / THE DINER
- RAIZEN / 夢のつづき
- SALU / COMEDY
- SKY-HI / TRICKSTER
- SNEEEZE / MY WORLD
- YAMAO THE 12 / ANOTHER SKY
- Y’s / LOVE HATE POWER
- メリヤス♀ / MAJO LP
- 紅桜 / 紅桜
2014年
AKLO / THE ARRIVAL

アーティスト名:AKLO
アルバム名:THE ARRIVAL
曲数:12
リリース年:年
AKLOのセカンドアルバム。トラックに少し変化があったアルバムで、前作では、奥行きのあるクリアーなサウンドが使われておりましたが、本作は低めな音が印象的なcoolなトラックが多くを占めます。サウンド面に変化があったことで、アンダーグラウンド寄りの雰囲気を感じるアルバムとなっており、2つの言語を巧みに操るAKLOのラップをとても楽しめる一枚となっています。トラックは、前作同様BACHLOGICとJIGGなどから提供を受けており、客演は、SALU・K DUB SHINE・BACHLOGICが参加した楽曲に加え、JAY’ED、Crystal Kay、KREVAが参加しています。
Charisma.com / DIStopping

アーティスト名:Charisma.com
アルバム名:DIStopping
曲数:13
リリース年:2014年
MCの”いつか”と、DJのゴンチによるユニット、Charisma.comのアルバム。ポップ寄りのサウンドに、MCいつかの流れるようにフローしていくラップが合わさることで、アルバム全体に疾走感をとても感じる一枚。サウンドはポップな印象を受けるものの、MCいつかは”メリヤス♀”として活動していたときのアングラ感が残っており、ラップの聞き応えは満載で、サウンドと相まってクセになる中毒性を有します。Charisma.comならではのhiphopを感じることが出来る一枚で、面白さが溢れるアルバムとなっています。
EGO / ISLAND

アーティスト名:EGO
アルバム名:ISLAND
曲数:12
リリース年:2014年
HAIIRO DE ROSSI / KING OF CONSCIOUS

アーティスト名:HAIIRO DE ROSSI
アルバム名:KING OF CONSCIOUS
曲数:13
リリース年:2014年
2012年の活動休止から約2年半後にリリースされた、HAIIRO DE ROSSIの5枚目のアルバム。 本作もトラックに変化があり、ROSSIらしさのあるパンチの効いたトラックも収録されていますが、アルバムを通して柔らかめなサウンドが使われているため、落ち着いた印象を受けるアルバム。このアルバムをひとことで表すならば、街。ストリートではなく、街道を感じるような雰囲気で、地元藤沢の街角を切り取ったかのような、自然なスタイルのROSSIを聴くことができる一枚となっています。
Hypnotyz / JUSTICE

アーティスト名:Hypnotyz
アルバム名:JUSTICE
曲数:6
リリース年:2014年
RAU DEF、ラッパー兼トラックメイカーのGOICHIに、トラックメイカーのYMGによるユニット、HypnotyzのEP。全6曲入りで、トラックをYMGが4曲、GOICHIが2曲メイクしており、とにかくcoolなサウンドが使われています。 RAU DEFとGOICHIは、どちらも英語を感じさせる柔軟なフローを有するため、ラップの聴き心地の良さは抜群。全6曲入りと曲数は少なめですが、非常に濃い内容となっています。
INNTANA / INNTANATIONUL HAAMONIEE

アーティスト名:INNTANA
アルバム名:INNTANATIONUL HAAMONIEE
曲数:12
リリース年:2014年
ISH-ONE / D.R.O.P

アーティスト名:ISH-ONE
アルバム名:D.R.O.P
曲数:10
リリース年:2014年
ISH-ONEの3rdアルバム。前作『NEXT』に2曲だけトラックを提供していたYMGが、全曲プロデュースしているアルバム。バスが重ためのトラックや、奥行きのあるクリアーなサウンドなど、USのHIPHOPを感じさせる音が使われており、ISH-ONEのラップとの相性は抜群。ラップを聴かせる曲から聴き心地のいい曲まで、バランスよく収録されている一枚です。
JAZEE MINOR / BLACK CRANBERRY

アーティスト名:JAZEE MINOR
アルバム名:BLACK CRANBERRY
曲数:10
リリース年:2014年
JAZEE MINORの1枚目のアルバム。ラップと歌に境界線がないようなスタイルで、メロウかつゆったりとしたフローでラップをするラッパー、JAZEE MINOR。トラックにおいてもゆったりとしたものが多くを占めており、アルバム全体を通してchillやsunsetな雰囲気が漂います。LofiやJazzhiphopとはまた違った聴き心地の良さを感じる一枚で、JAZEE MINORならでは日本語ラップの魅力が詰まったアルバムとなっています。客演は、AKLO、Y’S、YOUNG FREEZなどが参加しています。
KOHH / MONOCHROM

アーティスト名:KOHH
アルバム名:MONOCHROM
曲数:12
リリース年:2014年
東京都北区王子出身のラッパー、KOHHのセカンドアルバム。翌年2015年にリリースされるファーストアルバムよりも前に発売されたもの。高めの声から生み出される中毒性の高いフローが魅力で、リリックがとても印象に残るラッパーです。トラックは、夢幻SQUAD、I-DeA、OMSBなどをはじめ、半数のトラックを理貴が提供。主にtrapから影響を受けたものになりますが、鳴りが強めなものは少なく、ゆったりとしたトラックが多い内容となっています。哀愁漂う雰囲気を感じるアルバムとなっており、じっくりと聴きたい一枚です。
KOWICHI / THE DINER

アーティスト名:KOWICHI
アルバム名:THE DINER
曲数:16
リリース年:2014年
川崎出身のラッパー、KOWICHIのセカンドアルバム。力を抜いたような緩めなフローが魅力のラッパーで、このアルバムは、のちのKOWICHIのスタイルの原点を感じさせる一枚。トラックは、重たいバスのトラックからsoulfulなものまで、USのhiphopを感じさせるビートが使われており、中毒性の高い内容となっています。客演は、MoNaやY’s、KUTS DA COYOTEなどが参加しています。
RAIZEN / 夢のつづき

アーティスト名:RAIZEN
アルバム名:夢のつづき
曲数:7
リリース年:2014年
RAIZENの7曲入りのEPまたは、ミニアルバム。前作のセカンドアルバムでは、深い霧に包まれるような、怪しげなトラックが使われておりましたが、本作では、霧の濃度が薄くなり、木漏れ日のような雰囲気を感じます。客演は、CHOUJIや輪入道、Niyke Rovinzなどが参加。曲数が少ないアルバムですが、客演が参加していることもあり、前作では見られなかった色を感じることが出来る一枚で、非常に濃い内容となっています。
SALU / COMEDY

アーティスト名:SALU
アルバム名:COMEDY
曲数:12
リリース年:2014年
SALUの2枚目のフルアルバム。SALUらしいキャッチーな楽曲を軸にしたアルバムとなっており、hiphop色の強い楽曲では、SALUの独特な空気感によるILLさも感じる一枚。トラックは、BACHLOGIC・OHLD・Saltwaterから提供を受けており、アルバムを通して柔らかいサウンドが多く使われています。1stアルバムと比べると大きな変化が見られるアルバムで、その変化を楽しみつつ、新たなSALUの魅力を知ることが出来る一枚となっています。
SKY-HI / TRICKSTER

アーティスト名:SKY-HI
アルバム名:TRICKSTER
曲数:12
リリース年:2014年
SNEEEZE / MY WORLD

アーティスト名:SNEEEZE
アルバム名:MY WORLD
曲数:13
リリース年:2014年
神戸出身のラッパー、SNEEEZEのアルバム。13週連続で配信した楽曲をひとつにまとめたもので、キャッチーなhookと、肩の力を抜いたようなゆるめなラップが魅力。トラックは、chillなものを中心に収録されており、とても聴きやすく中毒性の高い一枚となっています。
YAMAO THE 12 / ANOTHER SKY

アーティスト名:YAMAO THE 12
アルバム名:ANOTHER SKY
曲数:15
リリース年:2014年
YAMAO THE 12のセカンドアルバム。トラックは、前作よりも幅が広がっており、ゆったりしたものから中毒性の高いループトラックまで収録。印象的なhookの曲が多く、ラップの熱量が増しているため、これまでとは一味違ったYAMAO THE 12を聴くことができます。客演は、同レーベルのHAIIRO DE ROSSIに、HOOLIGANZの万寿、シンガーのGRACEなどが参加しています。
Y’s / LOVE HATE POWER

アーティスト名:Y’s
アルバム名:LOVE HATE POWER
曲数:11
リリース年:2014年
東京都北区王子出身のラッパー、Y’sのアルバム。ややハスキーな声から生み出されるラップは、絡み付くようなフローで、一聴したらクセになること間違いなし。トラックは、クリアーなサウンドが多く使われており、11曲中8曲をトラックメイカーのJIGGが手がけています。客演は、同じく北区王子のKOHHとMONY HORSEに、YOUNG HASTLE、KUTS DA COYOTE、Kiano Jonesが参加しています。
メリヤス♀ / MAJO LP

アーティスト名:メリヤス♀
アルバム名:MAJO LP
曲数:19
リリース年:2014年
Charisma.comのMC”いつか”の、メリヤス♀名義のアルバム。アンダーグラウンドなトラックで構成されており、C.R.E.A.M SODAZというグループでラップしていた時のような、MCいつかの”ILLなラップ”を聴くことができます。
紅桜 / 紅桜

アーティスト名:紅桜
アルバム名:紅桜
曲数:13
リリース年:2014年
岡山県出身のラッパー、紅桜のアルバム。岡山の方言をルーツとする抑揚のあるフローがとてもクセになり、一聴したら耳に残ること間違いなし。トラックにおいても、ひと癖あるものが多く、紅桜のラップと相まって、濃いめの”和”を感じる一枚となっています。
