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マフラーの穴をパテで塞ぐ



先日、原付の排気音が大きくなっていることに気づいた。排気音が大きくなるということは、マフラーのどこかしらから、排気が漏れているということになる。

少し前も排気音が大きくなっていたことがあり、その時はマフラーの付け根の部分にあるボルトが緩んでいたため、マフラーの根本から排気漏れをしていた。今回もボルトの緩みを確認してみたのだが、しっかりと締まっていたので、どこかに穴が空いているということになるだろう。

マフラーを外してみると、根本の部分に1-2mmの穴と、薄く線のような穴が幅1cmほど空いていた。以前にも1mmほどの穴が空き、その時は溶接で塞いでいたのだが、今回はそれとは別の穴だった。
マフラーに穴が空いてしまった場合、一番良いのは、マフラーを交換すること、次に溶接してもらうことだが、今回は応急処置としてパテで塞ぐことにした。

カー用品を取り扱っているお店に赴くと、マフラー用のパテと、テープが売っていた。パテは、高耐熱用が欲しかったが、耐熱用しかなかったので、耐熱用を購入。商品裏面の耐熱温度的にはやや物足りなさがあるものの、なんとかいけそうだったのと、それしか選択肢がなかったので購入した。テープに関しては120-130?℃くらいまでしか対応していなかったので、諦めることに。
ネットで色々調べてみると、パテだけつけた場合は、’つけたパテが丸ごと落ちてしまう’ということが多いようなので、なにかしらテープのようなもので巻く必要があるなと感じた。なにかないかと考えている中で、’アルミホイルで巻くのもいいな’と思い、アルミホイルの溶ける温度を調べてみると、約660℃とのことで、十分な耐熱性があることが分かった。

最終的に、パテと調理用のアルミホイルを購入し、帰宅して作業することにした。

2ストロークはオイルを燃やしながら走るので、マフラーに穴が空くと、穴の周辺はオイルと排ガスでベトベトになる。なので、まず穴の周辺を清掃することから始めることにした。パーツクリーナーがなかったので、代わりにキッチン用のアルコールスプレーで汚れを落とすことに。汚れを落としたあとは、早速パテをつけてみる。今までパテを使ったことがなかったため、どのくらいで乾燥するか様子を見ていたところ、意外と早めに硬化することが分かった。ある程度固まってしまうとアルミホイルを巻くことができなくなってしまうため、’パテ塗り→アルミホイルを巻く’という流れを、パテの乾燥を待たずに行うことに決めた。
その準備として、初めに塗ったパテを一度剥がし、アルミホイルは何重にも折り重ねて、幅2-3cmほどの棒状にした。

そして作業に取り掛かる。パテを穴周辺に厚く塗り、その上からアルミホイルを巻いたのち、両端に針金を括って縛った。
パテの取説には、’塗ってから24時間待ち、それから排気熱で硬化させてください’というような記載があったが、塗ってから3時間ほどで充分固まっていたため、マフラーをバイクに取り付けて、アイドリングで硬化させようと決めた。

マフラーを取り付けてから、30分ほどアイドリングした後に、走行してみる。初めは低速で走り、徐々に速度を出してみるようにしてみたが、排気音は大きくならなかった。

パテ塗りが上手くいったようである。

それから2週間ほど経過したが、両端に結いだ針金は、緩みなく固定されていたので、アルミホイルも剥がれることなく付いており、今のところ問題はなさそう。
今回、マフラーの根元に空いた穴は2つめになるため、また他の穴が空いてしまうと、最終的にマフラーが根元から折れてしまう可能性が高い。純正のマフラーは廃盤となっているため、中古のマフラーか、純正タイプの社外マフラーしか選択肢がないのだが、純正タイプの社外マフラーは構造が全く一緒ではないため、どうしても排気音が大きくなってしまう。なので、錆びてても中古のマフラーが良いのかなと思ったりする。

とりあえずパテで塞ぐことが出来たので、一旦様子見をしようと思う。

今回使用したパテ
→ソフト99 マフラーパテ 017 [JAN 4975759090175]

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